東京SPS過去の公演情報

日ノ出マヂカ

スタッグパーティーショウ東京第23回公演 15周年記念公演

あなたがもう一度逢いたい、その人のことを思い出すだけでいいの

今はビルの地下倉庫と化しているその場所には昔、多くの人で賑わったゲイバーがあった
「日之出間近、逢いたい人に会える場所」というジンクスを秘めたその地下の空間には一人の幽霊が住んでいる
手紙の導きで集まった人々と25年前、その空間に居合わせたバーの人々は時をこえて呼び合う・・、

15周年記念公演は過去22作品のさまざまな要素をオマージュとして取り込んだ110分の長編作品となりました。「もう一度会いたい」というテーマを核に据え、コロナ禍が終わり、パフォーマンスをお届けする私たちにとっての「日ノ出が近い」という想いと、ご参加いただける皆様の「想い」にも必ず日の出はすぐそこにやってくるという願いを込めた作品。

ユニコーンドリーム

スタッグパーティーショウ東京第22回公演

君を忘れたのは、僕の罪を隠すため・・、

それはとある「喫茶店」で起きる物語。
その喫茶店は姉と弟の二人が営んでいた。
その日は久々にもう一人の弟が帰ってくる日。
二人は弟の帰りを楽しみに待っていた。
ところが一人の予期せぬ訪問者の登場により、3人の姉弟の再会が不思議な方向に逸れていく・・、

妖精と名乗る人々と青年の心の交流を描いた成長談、しかして、妖精の正体は?作家のキタムラが、仏教的思想と西洋の妖精を掛け合わせ、心優しく「惑う人々」を光の方へ導いいてくれ、という「祈り」を込めて書き上げた一作。


海へモンスター

スタッグパーティーショウ東京第21回公演

あの夏の夜、あの海に散った手紙のは紙吹雪は、誰にも話せなかった僕の罪・・・、

とあるアプリ「MONSTERS」のオフ会のひとつが都内で開催されることとなり、20名ほどのユーザが会する日の出来事。
「ある男」と待ち合わせをした男を待っていたのは、かつて親友だった別の男だった。
そして、本来待ち合わせをしていた「ある男」は、かつて想いを寄せていた同級生の雰囲気を纏った「亡霊」?!だった?

ピアノの旋律に乗せて、消せない過去を受け止められず、夏が来るたびに崖の上に立つ男と、その男をずっと見守ってきた「親友」のラブストーリー。オマージュとして「1999年の夏休み」の要素をふんだんに盛り込み、切ない夏の匂いと、狂おしいほどの恋心を叫ぶ作品。3人の登場人物を5人のキャストが挑むという実験的作品。演劇的要素を盛り込んだスタパの中では異色作。


主人公たちのラプソディ

スタッグパーティーショウ東京第20回公演

この世界はヒーロー達で作られているんだから!

タイトルの通り、主人公達の狂想曲。
コロナ禍が少し緩和されたころ、1年半ぶりに開催されるオフ会の様子を再現。日頃様々な思いを抱えた面々が思い思いの「ヒーロー」の姿に身を包み、その場所に集まった。
この会の主催者は「宴堂獅恩」という、Vチューバー。彼の呼びかけにより、名も無い「ヒーロー」達が肩を寄せ合い、集まったのだ。

ゲームやアニメの世界観を音楽に取り入れたPOPな世界観に、ヒーローに憧れ続ける「わたし達」の姿を乗せて、お届けしました。心の中に抱くヒーローは空想のものではなく、自分自身であり、日々さまざまなものと戦う中で、それぞれが自分で掴み取る明日を信じてほしいという思いが満ちている作品。


八月、ステージで逢いましょう

スタッグパーティーショウ東京特別公演

コロナ禍、すたぱは「離れていても繋がっている」をテーマに綴った二人芝居を舞台で!

SF短編集の舞台化!
すたぱ大阪第二回公演のリメイク「冬色の空を見上げたら」・TAG企画にてお蔵入りになった幻の短編「君にしか聞こえない」・2020年夏オンライン企画「夏の終わり、遠い火」の三作品を一挙に舞台で上演しました。

クラッシックピアノが奏でる世界観、TAGでお披露目した2曲をライブで演奏など、音楽も豊富に、SF短編を上演。


ぼくらの事情

スタッグパーティーショウ東京第19回公演

僕らはそれぞれの事情を抱えながらこの時代を闘うファイター!

それは新宿2丁目のとあるバー。
週末の昼間には心に悩みのある人々がグループセラピーに訪れる場所だった。
「れもん」と名乗るカウンセラーに導かれ、さまざまな事情を抱えた登場人物がそれぞれの思いを語る。

グループセラピーという環境の下、語られる登場人物たちの事情とそれを克服する姿を描く事で、負けずに戦い抜く姿の尊さを届けた作品。TMNetworkの楽曲が物語を印象的に、力強く誘う。


ひまわり

スタッグパーティーショウ東京第18回公演

それは「ひまわり」という店で起こった小さな奇跡のお話

岡山・東京・大阪と続いた同タイトルの連作の一つ。
東京作品では、「つぐはる 」という男の謎にも迫った内容となって居る。

SFの要素を孕んだ3作品の中で、順番をつけるとすると、この東京公演がシリーズ1作目の作品となって居る。時代も、大正・昭和・平成を繋いだ物語。戦争をテーマにした作品を何作か手がけて居るキタムラの「戦争への想い」を感じられる作品。


君が笑うとき

スタッグパーティーショウ東京第17回公演

東京すたぱ創立10周年記念イベント

マッキーナイトとコラボという形で開催された全編マッキーの楽曲で綴られた作品。
東京オールスターが歌に踊りに、恋のお話に奔走したラブコメディ。

 マッキーの楽曲で青春時代、何度も救われた人々に届けるために作られた記念作品。タイトルもアルバムから着想を得て、LGBTQの結婚式というシチュエーションの中、軽快に進行する物語で観客を沸かせた。


虫の音よりも

スタッグパーティーショウ東京第16回公演

冬の庭、虫の音よりも響くのは、深くに秘めた心の音・・・

それは中野区の住宅街にいまもひっそりと残っていた消えかけた祭・・
その日、ひとりの男はその町に戻ってきた、25歳歳上の彼氏を連れて。
幼いころの友情、故郷、恋、家族、さまざまな思い出が故郷の一軒家のなかで交錯し、主人公は不可思議な体験をする。
それは、もう出会うはずのなかったあの頃との遭遇。
奇跡はその場所にたしかにあった。

 作演出のキタムラが別団体であるコベントガーデンクラブのために書き下ろした作品「祭の帰さ」をリメイクした作品。宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」、キタムラ版とも言える作品。古くから続く祭の夜に親友の二人が死別する。あの世に旅立つ男と、残された男。それぞれの思いを古民家を舞台に上演しました。


明日君に会えたら

スタッグパーティーショウ東京第15回公演

その森は、訪れたものを帰さない・・・

それは山猫軒という場所に集まる男たちの物語。
梅雨の雨の中、そのレストランに訪れた一人の男は、昔行方不明になった中国人に瓜二つの男だった・・・
 
 その店の常連客たちは、一体その場所で何を待ち続けているのか・・? 

 すたぱ作品の中でロケーションを上演スペースとは違う場所と見立てた作品。深い森の入り口にたつレストランで繰り広げられる常連たちの会話。秘密を抱えた面々が唯一の「秘密を打ち明けた男」の失踪と再会。宮沢賢治の「注文の多い料理店」をモチーフにした作品。


好きな人

スタッグパーティーショウ設立15周年記念企画

僕は、お前のことが好きだったんだろうか・・・

それは盲目の絵描きの物語。
カリスマカウンセラーマダム潤子シリーズ。
潤子のカウンセリングルームにやってきた一人の男、それは盲目の絵描きだった。
彼が何に悩み、なぜ失った風景を描き続けるのか・・・

 「盲目の絵描き」という興味深いプロフィールの男を主人公に据え、彼の作品と彼が持つ秘密を解き明かす奇天烈なカウンセラーとの掛け合いを滑稽でもあり、切なく表現した作品。思春期に誰もが経験をした「秘めたる想い」「激しい欲求」「ジレンマ」を抱えた主人公の葛藤を表現しています。


今日は晴れたから歩いて帰ろう

東京スタッグパーティーショウ第14回公演

今日は晴れたから、歩いて帰ろうなぁ・・

その日は母であり、妻である女性の告別式であった。
5人の兄弟は15年前の確執を胸に残したまま再会を果たし、父もまたその子供たちの中で浮いた存在だった。
彼らはわだかまりを残し、告別式を進めていく。
その中で明らかになるそれぞれの思い、母や父のそして、兄弟の想い。
15年前に壊れた家族はその場所で、何を手にするのか?

大阪すたぱ設立15周年に捧げた作品。「15年」という年月をキーワードに構成された家族の物語。「家族」と「LGBTQ」の関わりを描きながら、その主軸には両親の深い愛を表現した作品。タイトルの「今日は晴れたから歩いて帰ろう」は実際に、作家であるキタムラが中央線に揺られていた時、隣に座っていた老夫婦の会話から着想。

関連企画「TokyoNavigationFM」についてはこちらから


夜汽車に乗って2015東京公演

15周年記念公演

それは父と息子の物語・・

2001年大阪で初演された作品を4都市で再演を果たした作品の東京公演です。
舞台は東京から長崎へ向かう寝台特急「さくら」の車内。
一人の男が傷心旅行の道中にいた。
車窓から見える夜の風景は、銀河鉄道さながらに、飛び乗った男の心を切なくも優しく映し出す。
そんな銀河鉄道のような夜に携帯電話で繋がる6人の男達の物語。

  キタムラ作品の中には頻繁に「宮沢賢治」に影響を受けた世界が登場します。旗揚げ作品でもある本作はまさにその代表作。「銀河鉄道」というモチーフと「父との別れ」という作家本人が経験した事実をもとに作られた作品。


恋話

SPS東京第11回公演

きかせてごらん、その恋の話・・

短編の恋の話をあつめた作品集。
喫茶店で繰り広げられる男たちの恋の話。
桜通りに面したその店には、切ない恋が今日も花を咲かせる・・・

恋の短編作品集。作家のキタムラは二人芝居を描くこともライフワークとしており、その一環で、作られた作品群の一つ。博多やコベントガーデンクラブでも上演された作品をキャストも新たに新たに再演したもの。 MOVIESの第1作目「いつかさくら通りで」もこの「恋話」の中の一作である。


それ以前の作品
 
第10回公演:しゃぼん

第9回公演:ヨルヲトオシテ


第8回公演:ハッピー

第7回公演:レインドロップ


第6回公演:丘を越えて


第5回公演:本日ハ晴天ナリ


第4回公演:好きな人


第3回公演:雨音の消えぬ間に


第2回公演:キミの背中


第1回公演:夜汽車に乗って